2018年㋃12日

VPLPとVerdier(共にヨット設計事務所）はそれぞれ別の道を歩み始めてしまいました。Juan Kouyoumdijianはバンディグローブ２０２０の世界を視野に入れています。（フランスの有名な船舶設計の第一人者Volvo Oceanのヨットの設計者として有名：訳者注）Finot-Conqは活動中です。新世代のフォイル艇はデザイナーを選ぶところから始まりました。そして、いつものように誰もが競争相手に手の内を見せません。みんなそれぞれ相手が何を作るのか待っています。

 まだ何も現れていません。バンディグローブのため、最も新しい革新と理想を私たちが見れるかもしれない、すべての最初の指針、最初のデザインの一斉発表は未だされていません。船舶設計事務所は、その一部は他よりも短い期間で、今年度以上の厳しい作業をしてきました。しかし、誰も最初の2020世代の艇が最終的に格納庫から浸水の準備が整って現れる時に何が期待されているのか本当には知りません。以前に、かっこいい推論、非公式の推測がありました、しかし、多くのデザイナーたちが再び台頭してきた時、たとえ彼らみんながIMOCAルールによって縛られたとしても、新しい世代のフォイル艇を見ることに魅了されるでしょう。

「先代の世代の艇に乗っていた時、私たちはフォイル艇が機能するのか否か知りませんでした。それの30%しか使いきっていないと時に、フォミュラー1を持っていても何の意味もありません。」と言うのはVPLPのIMOCAのエキスパート、Quentin Lucetです。彼はJeremie Beyou新艇「Charal号」のデザイナーの一人です。この艇は進水する最初の艇になるに違いありません。スキッパーに取って疑問は、この前のバンディグローブでシングルハンドで世界一周をしている時に、本当は取り外した、これらの「翼」を人が使いこなせるかです。「そして、それから完全に状況が変わりました」

1980年代の後半、Eric Tabarly は予言しました。「いつの日か、すべての艇は飛ぶ。」

アメリカズカップ

「私たちはこの種の単胴艇を作るためにもっとも重要な科学的な研究を行いました、」というのはボルボ・オーシャンレースのために14か月前に研究を始めたGuillaume Verdierです。今、最近ニュージーランドからフランスに戻ってきたVerdierはCharkie Dalinの新しいIMOCAのために働く予定です。Verdierはエミレーツ・チーム・ニュージランドで魅力あるフォイル走行のAC72を開発しました。それはアメリカズカップの魅力を高めました。

Verdierはいいます、「向かい風と追い風のどちらでも飛ぶ初めての艇は、セイリングのすべての見方を変えるでしょう。」

新しいIMOCA艇について、彼は言います、「私たちはシュミレーターを使います。それは私たちに仮想的にチ－ム・ニュージーランドの性能予測ツールを使って、それをテストすることを可能にします。」私たちは多くのこの研究に科学的な道筋をつけました。それはCharlie(訳者注：Charlie Dalin,Vendee Globe 2020に出る予定）が彼の思う航路とタイミングに関係するでしょう。」

アメリカズカップは設計者たちが異なった挑戦でお互いに競い合う競技場です。その場所には最高の設計者、エンジニア、そして造船者たちがいます。例えば、Finot-Conqはカップのスペシャリスト、前のArmel Le Cleac'hの2008年のバンディグローブで2位になったデザインのIMOCA艇の改造に携わった、Michel Kermarecを抱えています。その艇は今はこの前の大会で12位になった最も若いAlan Rouraがオーナーになっています。

「最近では、船舶設計事務所はソフトウエアを持っています。（CFD、Computational Fluid Dynamics)それは水槽実験と同じように性能を試すことができます。そのため、すべての意思決定の検証をすることができます。そして、質だけではなく量についても、ともに数値を持つことができます。」とPascal Conqは言います。

白紙、高度の複雑さ

新世代のIMOCA艇を設計するということはいくつかのやり方によって複雑な方程式にはまり込みます。「競争してセーリングをする世界では、設計条件を選ぶことで解決する、もっとも複雑な問題を残します。技術的な改良点が多くあるアメリカズカップどころではなく、たとえそうとしても、IMOCAのためにあなたにやれることはほとんどありません。彼らは艇の設計の頂点を残しているのです。」Juan Kouyoumdjianは強調しました。彼は、前回のバンディグローブは姿を見せませんでしたが、2020には、若いスキッパーSebastien Simonと彼のプロジェクトマネージャーで2004-2005バンディグローブの優勝者Vincent Riouのそばに再び戻ってきます。彼は続けます、「ルールは非常に多く変更になりました。それは白紙の答案用紙でスタートするようなものです。フォイルは、それ自体だけでなく、このクラスにもっと多くの自由度を与えましたが、それは大変多くの作業手順を持つでしょう。」

2020-2021バンディグローブは、それゆえに、かつて建造された艇とは大きく異なった艇によって成り立つでしょう。「私たちはもはや強力な艇を出現させた船体の形を継がなければなりません。速い艇を建造するために、私たちは、もはや重いバルブや大量のバラストは必要ありません。ただフォイルを付ければ、それが同じ効果を生むのです。」Quentin Lucetは説明しました。彼は先に横たわっていることとリンクしていることを説明しました。「艇は、前の世代より、軽く、より取り扱いやすく、セールは同じスピードを出すのに、より小さな面積が要望されるでしょう。」

新しいIMOCA艇が出現するについて私たちがアプローチする時、Jermie Beyouの艇のように、これ以上何かを発見するのは非常に困難です。「秘密です」とQuentin Lucetは笑いました。楽しみはお預けです。

新しいカード

Van Peteghem-Lauriot-Prevost(VPLP)はGuillaume Verdier と協力して過去10年間でIMOCA艇の中での彼らの地位を上げてきました。2016-2017年のバンディグローブで彼らの成果は、6隻の艇の後ろにいる2人の設計者のおかげで頂点を極めました。最初の5艇は彼らのサインが書き込まれています。普通は、ある決まった量の摩擦が作業のやり方の違いから2つのチームの間で起こるものです。彼らの2005年のSafranの最初のプロジェクト以来、VPLPとVerdierはバンディグローブで最高のフィニッシュを飾ったおよそ1ダースのIMOCA艇を設計しました。

今、彼らはお互いに分かれ、魅力的な新しいカードで競争に参加してきます。「私たちはレース艇を設計しています。なぜなら私たちは良い挑戦と設計の競争が好きだからです。しかし、これは技術のスポーツです。そして、特にバンディグローブのための新艇のすべてを私たち自身で作り出すのを見ることは非常に奇妙なことでした。」とGuillaume Verdierは認めました。設計者同士の競争は再び再開されます。そして、これについて誰も異議を唱えません。

翻訳：Watson Courtier

as of 25 Apr.2018